お待たせしました!年間ベストシーニックフォトの審査結果の発表です!
今回は2009年1月〜2010年3月までのノミネート対象作品の中から
年間ベストシーニックフォトが決定いたしました。
入賞者のみなさま本当におめでとうございます。
入賞者のみなさまには、賞状および賞品を送らせていただきます。
2010年度もすばらしい作品をお待ちしています。
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「星夜」 奈良 美弥子さん |
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【コメント】 | 哲学の樹です。天の川が見えるほど星の輝く夜でした。 | |
【撮影場所・撮影時間】 | 美瑛町 (大雪・富良野ルート) / 2009年9月24日 2時 | |
【機材】 | Canon EOS 5D MarkII / Canon EF15mm | |
【賞歴】 | 2009年10月【月間ベストシーニックフォト】 | |
【講評】 | この写真の主役は丘の木ではありません。満天の星空、宇宙が主役です。日本の北海道、そしてその中の美瑛のネイチャーフォトではなく、北海道がある地球、そしてその地球がある宇宙を写した作品です。この無限の星空の中に、地球のように美しい自然を持つ星は他にあるのでしょうか。北海道の美しい風景、木々や花の風景は、すべて太陽からの恵みによってできたもの。この美しい星に生きていること、美しい自然が見られることに感謝です。ネイチャーフォトは単に自然を撮った作品とは違います。自然に対する考え方やメッセージを伝えるもので撮影者の考え方が必ず表れます。しっかりとした視点とテクニックで撮影されたこの作品は、年間ベストシーニック賞にふさわしいメッセージを持った写真です。 (フォトアドバイザー 中山 浩樹氏) |
「釧網線に沈む夕日」 岡崎 篤さん |
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【コメント】 | 一年に数日釧網線レールの交わるところに日が沈みます。運が良ければ列車が走ってくれます。 | |
【撮影場所・撮影時間】 | 清里町 (東オホーツクシーニックバイウェイ) JR釧網線 清里~斜里間 / 2010年1月28日 16時17分 | |
【機材】 | NIKON D300 / SIGMA 150-500 | |
【賞歴】 | 2010年3月【アドバイザー注目作品】 | |
【講評】 | 釧網線は、網走駅と東釧路駅を結ぶJR北海道の鉄道で、現在では日本最東端の路線にあたります。それだけに全国から沢山の鉄道ファン、いわゆる乗り鉄や撮り鉄の人達が集まると聞いています。この作品はその釧網線を走る列車と夕陽を超望遠レンズで捉えた作品です。列車の位置や太陽の位置、露出・アングルとも的確です。コメントを読みますと、こうした取り合わせは1年に数日しかないということですが、事前の下調べはもとより、足繁く通って挑戦した努力と執念が、見事な一枚の写真として結実したと思います。 (フォトアドバイザー 菊地 晴夫氏) |
「独り立ち」 yoshinoさん |
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【コメント】 | 春の日差しと共に伸びてくる土筆、 この春独立する我が子のように、無事に伸びていくのを祈る思いです。 | |
【撮影場所・撮影時間】 | 北広島市 / 2009年4月19日 6時21分 | |
【機材】 | Canon EOS50D / SIGMA 150mm F 2.8APO DG HSM | |
【賞歴】 | ||
【講評】 | 春の光を受けてきらきらと輝く様子は、とても清々しく洗われる想いです。バックも黒く省略され、すっきりとつくしが浮かび上がり生命の息吹が感じられます。リングボケも心地よく光り感動を助長してくれてます。このような小さな被写体は見つけ出すのも撮影するのも一苦労です、腰を屈めて目線を下げ、前後左右位置を決める事は大変ですが手慣れた様子に伺えます。いつも小さな物にも意識して取り組んだ事がこの作品を生んだのでしょう。作者の被写体に向ける優しい気持ちが見る者に伝わる温かな作品だと思います。 (フォトアドバイザー 高橋 真澄氏) |
「春を待つ」 so-macさん |
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【コメント】 | -- | |
【撮影場所・撮影時間】 | 喜茂別町 (支笏洞爺ニセコルート) / 2009年4月11日 12時44分 | |
【機材】 | Fuji Finepix S5pro | |
【賞歴】 | 2009年4月【アドバイザーの注目作品】 | |
【講評】 | 長い冬の間雪に覆われる羊蹄山麓で、雪が解け最初に見られる自然の色がふきのとうの淡い緑です。まだ残る雪と土の匂いがし、水の流れの音が聞こえてきます。そしてふきのとうからは生き生きとしたエネルギーが伝わってきます。『主役』だけ写っている写真では、何か物足りなさを感じます。写真を見て『感じること』も必要です。そのためには主役以外の脇役の入れ方がとても大事なポイントになります。広角レンズは空間がたくさん写ります。この特性を生かして、主役にぐっと近づき、カメラ位置を工夫し背景に入る脇役をしっかり考えることで、春の訪れの嬉しさをたっぷり感じさせてくれる作品になりました。 (フォトアドバイザー 中山 浩樹氏) |
「早朝のオコタンペ湖/秋」 |
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【コメント】 | -- | |
【撮影場所・撮影時間】 | 千歳市 (支笏洞爺ニセコルート) / 2009年10月10日 7時8分 | |
【機材】 | Fuji Finepix S5pro | |
【賞歴】 | 2009年10月【アドバイザーの注目作品】 | |
【講評】 | 原生林に抱かれたオコタンペ湖は、阿寒湖近くのオンネトーや、然別湖近くのしののめ湖と並び、北海道の3大秘湖とも言われている神秘の湖です。
この作品はそのオコタンペ湖の秋景を捉えたものですが、この湖の特徴であるコバルトブルーの湖面と、対岸の色づいた原生林との対比が実に綺麗です。早朝らしく湖面に霧が立ち上っているのも風情を感じますし、手前の陰っている部分が画面全体を引き締めています。更に、ややシアンがかっている色調が、一層フォトジェニックに仕上げていると思います。 (フォトアドバイザー 菊地 晴夫氏) |
「紫陽花ツリー」 yoshinoさん |
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【コメント】 | 全ての水滴にピントを合わせたかったのですが。 風があって思うようにできませんでした。 | |
【撮影場所・撮影時間】 | 北広島市 / 2009年7月30日 5時12分 | |
【機材】 | Canon EOS40D / TAMRON 90mm F2.8 | |
【賞歴】 | 2009年8月【ベストシーニックフォト】 | |
【講評】 | 紫のバックに美しく並ぶ水滴がとても心地よく感じました。リズミカルな構図も良くきらきらした思いがこちらな伝わりました。
天候や時間向きを考えないと撮影できないのでいつも注意深く観察している様子がうかがえます。 水滴の並びと紫のバックの様子がうまく重なり、その上の黒が画面を程よく締めてより水滴へ目線を導入してくれます。
自然の不思議さと美しさそしてさりげなく整えた構図がとても良かったと思います。 (フォトアドバイザー 高橋 真澄氏) |
「稔りへの希望」 永幡 裕生さん |
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【コメント】 | 農家の方々がお客様となる仕事柄、毎年切に豊作を願っておりますが、昨年は天気に恵まれ、良い稔りとなりました | |
【撮影場所・撮影時間】 | 南幌町 / 2008年6月12日 3時17分 | |
【機材】 | Nikon D300 / 三脚 | |
【賞歴】 | 2009年5月投稿作品 | |
【講評】 | ベストな時間帯、そしていい時期に撮影しましたね。残照の空のグラデーションがきれいに写った水面に、植えたばかりの苗の列がとてもきれいです。遠景と右の木々の配置が良く、手前から奥へ、そして左右へと広がりを感じさせる構図になりました。冬も含めて季節を追って、この位置で定点撮影をするのも面白そうですね。応募作品で意外と少なかったのが水田風景。北海道は日本でも有数な米の産地なのですから、皆さんにもっとレンズを向けて欲しい被写体です。 (フォトアドバイザー 中山 浩樹氏) |
佐々木 功 さん | マイページを表示 | |
我流慎之介さん | マイページを表示 | |
永幡 裕生 さん | マイページを表示 |
今回残念ながら入賞されなかったノミネート作品をご紹介します。 ※ノミネート対象作品は、月に1度選ばれる「ベストシーニックフォト」が「年間ベストシーニックフォト」にノミネートされます。 |
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