年間ベストシーニックフォト2012

2013年度の年間ベストシーニックフォトの審査結果の発表です!
今回は2013年4月〜2014年3月までのノミネート対象作品の中から
年間ベストシーニックフォトが決定いたしました。
入賞者のみなさま本当におめでとうございます。

入賞者のみなさまには、賞状および賞品を送らせていただきます。
2014年度もすばらしい作品をお待ちしています。

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最優秀賞 優秀賞 審査員賞 皆勤賞 ノミネート作品一覧


 

最優秀賞

「岸辺のアート」
 佐々木 功さん

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【コメント】 岸辺は不思議な曲線の絵で賑わっていました。
模様を見ていると ムンクの「叫び」を思い出しました。
【撮影場所・撮影時間】 壮瞥町 / 2014年2月8日 12時39分
【機材】 Canon EOS5D MarkⅡ
【賞歴】 2014年3月
【月間ベストシーニックフォト】
【講評】

湖面に映り込んだ模様が、まるで異次元の世界へ迷い込んだかのような、あるいは遠い記憶をたぐっている時のような、そんなイメージが浮かんでくる作品です。

波紋は常に動いているので、肉眼ではもっと違うイメージだったと思いますが、逆にカメラという道具を使い動きを止めることで、逆にフォトジェニックな感じに仕上がったと思います。
垂れ下がっている氷の配置も的確で、被写体をよく観察して構図を決めているのがわかります。

人に感動を与えるような作品を作るのは偶然の産物では無く、確かな感性と的確な目、そして冷静な作品作りが必要ですが、作者にはそれが兼ね備わっておられると拝察致します。

フォトアドバイザー 菊地 晴夫氏

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優秀賞

「雨に唄えば」
  永幡 裕生さん

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【コメント】 ゴールデンウィークは連日の雨。ただ、きれいに咲き誇っている水芭蕉たちは歌いながら春を楽しんでいるかのように見えました。
【撮影場所・撮影時間】 札幌市 星置 / 2013年5月3日 14時47分
【機材】 Nikon D700/三脚使用
【賞歴】 2013年5月
【今月の注目作品】
【講評】

水辺に咲く水芭蕉は、やはり雨がお似合いです。

水面には雨の波紋があり、瑞々しさが伝わってきますし、背景の木立の映りこみなど、何とも言えない風情を感じます。
この花は開花するとすぐに先端が黄ばんでくるのですが、それが全く無くベストタイミングで撮られているのも良いですね。
やや不安定な縦の構図ですが、水芭蕉の配置も的確です。

雨の中、撮影は困難だったと思いますが、努力が見事に実った作品と言えると思います。

 

フォトアドバイザー 菊地 晴夫氏


優秀賞

「雪原ヤンチャっこ」
 岡崎 篤さん

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【コメント】 庭先に餌をねだりに来るエゾリス。今日は目線でポーズを取ってくれました。
【撮影場所・撮影時間】 清里町 /2013年3月31日 7時2分
【機材】 Nikon D300
【賞歴】

2013年4月
【アドバイザー注目作品】

【講評】

優秀賞おめでとうございます。

かわいらしい表情をうまく撮影できましたね。動物はなかなか止まってくれないので、一瞬のチャンスをものにするにはある程度の訓練が必要になります。

雪の中なので露出不足になりやすいですが、つぶれずによく出ています。白い空間の中に程よい分量でまとめられているので窮屈感もなくのびのびと鑑賞できました。光に輝いた様子も臨場感をより演出し冬に生きる厳しさの中にキラキラした生命が感じられました。

フォトアドバイザー 高橋真澄氏


優秀賞

「ロックオン」
 岡崎 篤さん

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【コメント】 阿寒国際ツルセンター、ここで繰り広げられる丹頂とオジロワシのバトル、シャッターチャンスになると連写のシャッター音の嵐!
貧乏性の私は相も変わらず一発ねらいのスナイパーです、デジタルになってから原価が発生しないから連写でも良さそうなものですが、指が反応しないんですね。もう一つのこだわりは出来る限りトリミングをしない、その場で完成された絵が欲しいと思っています。
【撮影場所・撮影時間】 阿寒町/ 2012年10月27日 8時35分
【機材】 Nikon D7100
【賞歴】 2014年3月
【アドバイザーの注目作品】
【講評】

構図や撮影テクニックなどを含めてこの写真の完成度の高さは見る人に感動を与えます。私もとても感銘を受けました。ありがとうございます。

ネイチャーフォトで多くの人に伝えられることのひとつに「野生動物の大切さ」があります。

野生動物にレンズを向ける時、単に被写体としてではなく、カメラマンの役割としてこのことを意識するべきと考えています。

作者の写真からはこの被写体への想いが感じられます。

プロ、アマチュア問わず自然に対する心の持ち方が作品を良くもし悪くもします。

今年度も素晴らしい作品を期待しています。


フォトアドバイザー 中山 浩樹氏

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審査員賞

「春天高く」
 so-macさん

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【コメント】 ----------
【撮影場所・撮影時間】 森町 / 2013年5月22日 9時59分
【機材】 Fuji Finepix S5pro
【賞歴】 2013年6月
【月間ベストシーニックフォト】
【講評】

桜と太陽の組み合わせとなると、通常ではコントラストの高い写真に仕上がることが多いのですが、ここでは露出をグンと上げてややハイキー調に仕上げています。

肉眼ではこのようには全く見えないので、おそらく撮る前からすでにイメージされていたと思われます。

桜の木の先端近くに太陽を配置させているのと、しなやかに伸びている黒い幹の取り合わせなど、かなり計算して撮影されているのがわかります。

桜の写真はかなり目にしていますが、その中でも群を抜く逸品だと思います。

フォトアドバイザー 菊地 晴夫氏


審査員賞

「薄ら氷の芸術」
 永幡 裕生さん

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【コメント】

雪の降り始めの頃に見られる湖面の芸術。面白い模様を楽しむことができます。ただ、思うようにうまく撮れないのが悔しいです。

【撮影場所・撮影時間】 江別市瑞穂の池 / 2013年12月7日 14時44分
【機材】 Nikon D700/三脚/PLフィルター使用
【賞歴】 2013年12月
【今月のベストシーニックフォト】
【講評】

審査委員賞おめでとうございます。

単色の中の造形は味わい深く心に響きます。氷と雪の曲線が良いですね。形と色と草などの景色がうまくバランスよくまとめられています。

風景の中から引き出しながら自分の感性でまとめ撮る景色は、ただ単純に自然風景で撮らせる相手任せの景色と違い個性が強く出ますのでどんどん挑戦してください。単純に雪と氷の造形で挑戦するのも面白いでしょう。


フォトアドバイザー 高橋 真澄氏


審査員賞

「〜冬のアタタカサを感じた時~」
  marikoさん

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【コメント】

雪原で遊んだ(撮影した)後の帰り道…
線路と踏切をともしている、アタタカナ灯りがとても印象的でした

【撮影場所・撮影時間】 旭川市/ 2012年12月23日16時26分
【機材】 RICOH GX100
【賞歴】 2013年12月
【アドバイザーの注目作品】
【講評】

私も同じ経験があります。人の気配を感じない広い雪原の中で暗くなるまで撮影をした後、家の明かりが気持ちをほっとさせますね。

ブルーの世界の中、オレンジ色の優しい色彩はタイトル通り温かさを伝えてくれます。

客観的に見て美しい風景も良いものですが、私的な感覚が感じられる写真を作者は得意としていると思います。

感覚が合わない人にはわからない写真でも、自己表現としての写真を撮り続けることは視点を広げ心を豊かにしていきます。

カフェや小さなスペースでの個展が似合いそうです。


フォトアドバイザー 中山 浩樹氏

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皆勤賞 佐々木 功さん マイページを表示
岡崎 篤 さん マイページを表示
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so-mac さん マイページを表示

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ノミネート作品一覧

ノミネート作品をご紹介します。
画像をクリックすると、ノミネート作品投稿掲載の「今月の入選作品」ページにリンクします。

※ノミネート対象作品は、月に1度選ばれる「ベストシーニックフォト」が「年間ベストシーニックフォト」にノミネートされます。

ノミネート作品201304ノミネート作品201305ノミネート作品201306ノミネート作品201307

ノミネート作品201308ノミネート作品201309ノミネート作品201310ノミネート作品201311
ノミネート作品201312ノミネート作品201401ノミネート作品201402ノミネート作品201403

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